◆「この場面で100点のプレーが出るか」と称賛
阪神が5カード連続の勝ち越し。2位とのゲーム差を「9.5」に広げ首位を固めた。
無得点のまま迎えた6回に、佐藤輝明が自己最多タイとなる24号2ランを放ち均衡を破った。投げては先発の伊藤将司が7回3安打無失点の好投で自身4連勝をマークした。
9回には守護神の岩崎優が登板。先頭の赤羽由紘にヒットを許すと、ショートの小幡竜平がファンブルするなどピンチを拡大。続く山田哲人に適時二塁打を浴び、1点差で一死二塁、三塁と絶体絶命のピンチを招く。増田珠が右飛を放ち、同点の犠牲フライかと思われたが、ライトの森下翔太が正確かつ鋭い好返球で本塁タッチアウト。その後リクエストも判定は覆らず、森下がチームを救った形となった。
森下の好返球について、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者を務めた平松政次氏は「強肩でしたね。コントロールが良かったのが大きいと思いますね。三塁走者の武岡が遅く見えてしまうぐらい、森下の送球は素晴らしかったです」と称賛した。
現役時代、外野守備の名手として活躍した坂口智隆氏も森下の送球を褒め称えた。「すごかったですね。あのコースにあのバウンドで投げられるように練習はするんですが…この場面で100点のプレーが出るかと。全てが完璧でしたね。まだまだチームが乗っていきそうなプレーでした」とコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』