◆ 昨季サイ・ヤング賞左腕から安打&先制得点
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が現地時間15日、アトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークにて行われたオールスターゲームにナショナル・リーグの「1番・指名打者」として先発出場。5年連続5度目の球宴は2打数1安打という成績だった。
ア・リーグの先発は昨季サイ・ヤング賞に輝いたタイガースの左腕タリク・スクバル。1回裏、先頭打者として第1打席を迎えた大谷は、カウント1-2から外角低めのスライダーに巧くバットを合わせて中前安打。2番ロナルド・アクーニャJr.が内野安打で繋ぐと、3番ケテル・マルテが右翼線への適時二塁打を放ち、大谷が先制のホームを踏んだ。
2点リードの2回裏、二死二塁という好機での第2打席は、前半戦で10勝を挙げたヤンキースの先発左腕ロドンと対戦。カウント1-2から高めに浮いたスライダーを振り抜いたが、打球は惜しくも右翼ポールの右側に着弾してファウル。続く5球目、高めボールゾーンのフォーシームで一ゴロに打ち取られた。
5回裏、第3打席を迎えるところで代打が送られ、大谷は2打数1安打、1得点で途中交代。1995、1996年のマイク・ピアザ氏以来、29年ぶりとなるオールスターゲーム2年連続本塁打はならなかったものの、自身3度目の安打を記録した。
MLB8年目の大谷は、打者として95試合に出場して打率.276、32本塁打、60打点、91得点、12盗塁、OPS.987という成績。本塁打、得点、OPSの3部門でナ・リーグトップに立って前半戦を終えた。また、6月16日には約1年10ヶ月ぶりの投手復帰を果たし、前半戦5試合に登板。計9イニングで防御率1.00を記録している。