MVPを獲得したフィリーズのカイル・シュワーバー(写真=GettyImages)

○ ナショナル・リーグ 6-6(HRダービー:4-3) アメリカン・リーグ ●
<現地時間7月15日 トゥルイスト・パーク>

 現地時間15日、アトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークでオールスターゲームが開催。95回目の球宴はナ・リーグが2年ぶりの勝利を収めた。

 ナ・リーグは昨季新人王に輝いたパイレーツのポール・スキーンズが先発登板。球速160キロ前後の豪速球を連発していきなり連続三振を奪うと、3番アーロン・ジャッジ(ヤンキース)に対してはこの試合最速100.4マイル(約161.6キロ)を計測するなど二ゴロに仕留めて三者凡退。ルーキーシーズンから2年続けてオールスターゲームの先発投手を務めるという史上初の快挙を果たした。

 1回裏、後攻のナ・リーグは大谷翔平(ドジャース)が中前安打で先陣を切ると、2番ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が内野安打で繋ぎ、3番ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)が右翼線へ2点適時二塁打。昨季サイ・ヤング賞に輝いた先発左腕タリク・スクバル(タイガース)にいきなり3連打を浴びせ、2点をリードした。

 先制を許した先発スクバルは5番マニー・マチャド(パドレス)との対戦を迎え、カウント0-2からの3球目をボール判定された直後、捕手のカル・ローリー(マリナーズ)が“ABSチャレンジ”を要求。今春オープン戦に続いて試験導入された『ABS(オートマティック・ボールストライク・システム)』により、低めいっぱいに投げ込まれたチェンジアップはストライク判定に覆り、マチャドを見逃し三振に斬った。

 続く2回表には、ドジャースのベテラン左腕クレイトン・カーショーが2番手としてマウンドに上がった。チームメイトのウィル・スミスとバッテリーを組み、ホームランダービー王者の4番ローリーを左直、5番ウラジーミル・ゲレロJr.(ブルージェイズ)を低めのスライダーで見逃し三振。二死を取ったところで投手交代が告げられ、カーショーは現役最多タイ11度目の球宴を終えた。

 ナ・リーグは2点リードの6回裏、無死一、二塁の好機でピート・アロンソ(メッツ)が4年連続5度目の球宴出場にして初本塁打となる3ラン。さらに、コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)のソロ本塁打も飛び出し、スコア6対0とア・リーグを突き放した。

 スコア6対4の8回表には、ブリュワーズの新人右腕ジェイコブ・ミジオロウスキーが登板。この試合の最速102.3マイル(約164.3キロ)を叩き出すなど、打者4人との対戦で1回無失点と好リリーフ。昨季新人だったスキーンズを下回るキャリア通算5登板、MLB史上最短での球宴デビューを飾った。

 そのままナ・リーグ2点リードで9回表に入るも、ロベルト・スアレス(パドレス)、エドウィン・ディアス(メッツ)の守護神リレーでまさかのセーブ失敗。ア・リーグは9回二死からスティーブン・クワン(ガーディアンズ)の適時内野安打で6対6の同点に追いつき、延長戦のホームランダービーに持ち込んだ。

 各リーグ3人の打者が参加し、1人3スイング制の特別ルールで行われたホームランダービー。1番手ではア・リーグのブレント・ルーカー(アスレチックス)が2本塁打、ナ・リーグのカイル・ストワーズ(マーリンズ)は1本塁打を記録した。ア・リーグの2番手ランディ・アロザレナ(マリナーズ)が1本を追加すると、ナ・リーグのカイル・シュワーバー(フィリーズ)が3連発で4対3と逆転。ア・リーグの3番手ジョナサン・アランダ(レイズ)が0本に終わり、ナ・リーグは大将のアロンソを出さずして通算45度目の勝利を飾った。


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