○ カブス 6 - 0 レッドソックス ●
<現地時間7月19日 リグリー・フィールド>
カブスの今永昇太投手(31)が19日(日本時間20日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発登板し、7回5安打無失点の快投で7勝目(3敗)を挙げた。「3番・指名打者」でフル出場した鈴木誠也外野手(30)は4打数無安打。カブスは4連勝で今季最多を更新する貯金20とし、ナ・リーグ中地区首位の座をガッチリと守った。
今永はこれが後半戦初登板。その初回、先頭のレフスナイダーに二塁打を許すなどいきなり一死三塁のピンチを招いたが、3番・ゴンザレス、4番・アンソニーを連続三振に仕留め無失点スタートを切った。
その裏、カブス打線は1番・ブッシュ、2番・タッカーの連続ソロで2点を先取。援護を受けた今永は2回も7番・吉田正尚に右前打を許すなど二死一、二塁のピンチを招いたが、最後は9番・ウォンを右飛球に仕留めこの回も要所を締めた。
3点リードになった3回は、再び1番から始まる上位打線をテンポ良く3者凡退斬り。4回以降も3イニング連続でノーヒット投球を展開し7勝目の権利を得た。
7回は二死から吉田に2回以来となる安打を許すと、次打者の三塁前へ転がったゴロを懸命に処理するも一塁へ悪送球。二死一、三塁のピンチを招いたが、最後はウォンを二飛に仕留めこの回もゼロを刻んだ。
今永は7回96球、5安打無失点、5奪三振1四球の内容で降板。防御率は2.40に良化し、吉田とのメジャー初対戦は3打数2安打だった。
カブス打線は初回にブッシュとタッカーの連続ソロで先制すると、3点リードで迎えた7回以降も4番のピート・クルー・アームストロング、5番・ハップの連続ソロなどで3点を追加。計5本塁打の一発攻勢で今永を援護した。
鈴木は3度フライアウトに倒れるなど4打数無安打。4試合ぶりのノーヒットで打率は.263、OPSは.867となった。