◆ 同点に追いつきたかった無死一塁…笘篠氏が「犠打は全く考えていなかったと思う」と語った理由は
楽天は20日、日本ハムと対戦し2-4で敗れた。1回表、日本ハム・五十幡亮汰に先頭打者本塁打を浴び、先制を許す。その裏に1番・中島大輔が投手の頭上を越える内野安打で出塁するも、2番・村林一輝が併殺打に倒れ、反撃の好機を逸した。
その後も日本ハムに追いつけず、3連敗を喫した楽天。20日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では、岩本勉氏が試合を振り返り「それもこれも初回だと思う。1番の中島が打ち取られた当たりで、相手にとって嫌な出塁したが、村林が初球で(併殺打に倒れた)。ここで相手先発・加藤貴之が一気に楽になって、試合を牛耳った」と指摘。「投手目線で言うと、得点圏に走者を進められるのがすごく嫌だが…」と楽天の戦術に疑問を呈した。
一方で笘篠賢治氏は「でも楽天目線で言うと、三木監督が村林に対して、打ってくれるという圧倒的な信頼感を持っている。村林は、走者が一塁にいる場面で.348と高打率も残している。そして日本ハムのような、本塁打をどんどんという野球ではなく、楽天は足を使って繋ぐという野球。そのポイントゲッターの村林だからこそ打たせにいって、たまたま打球が二塁手の正面に行ってしまったというだけ。犠打という戦術は全く考えていなかったと思う」と分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』