● カブス 1-6 レッドソックス ○
<現地時間7月20日 リグリー・フィールド>
ボストン・レッドソックスがナ・リーグ中地区首位のカブスに逆転勝利。吉田正尚外野手(31)は2023年10月1日以来、約2年ぶりに「4番・左翼手」で先発出場するも、3打数無安打に終わった。
連敗中のレッドソックスはエース左腕ギャレット・クロシェットが先制点こそ許しながらも、6回1失点と好投。打線はカブスの先発右腕ホートンに対してわずか2安打と苦戦を強いられたが、7回表に6番ウィルヤー・アブレイユが3番手右腕プレスリーから19号逆転2ランを放ち、試合をひっくり返した。
続く8回表、4番手左腕ポメランツから一死一、二塁という好機を作った際には、吉田の代打として起用されたアレックス・ブレグマンが5月14日以来、離脱明け初アーチとなる12号3ランを叩き込んでダメ押し。さらに、アブレイユに2打席連発の20号ソロも飛び出し、カブスを突き放した。
その後、ブルペン陣が無安打リレーで終盤3イニングを締め、オールスターゲーム明けの連敗をストップ。先発クロシェットがアメリカン・リーグ最多に並ぶ今季11勝目を手にした。
この試合の吉田は3打数無安打、1三振という内容。昨季4月11日のオリオールズ戦以来となった守備では、フライアウト含む3度の守備機会を無難に処理した。復帰からここまで7試合に出場して打率.273、OPS.668を記録している。
なお、カブスの鈴木誠也は「3番・指名打者」でフル出場するも、3打数ノーヒット。第3打席まで3度の得点圏で打点数を伸ばすことができず、今季成績は打率.261、26本塁打、80打点、OPS.862となっている。