◆ 同日の古巣カブス戦に先発登板へ
カンザスシティ・ロイヤルズは現地時間22日、リッチ・ヒル投手(45)のメジャー昇格を発表した。キャリア14球団目での登板を果たせば、2019年に現役を引退したエドウィン・ジャクソンに並んでMLB史上最多となる。
ヒルは2度の入団拒否を経て2002年のドラフトでカブスに入団。25歳だった2005年にMLBデビューを飾り、通算386登板で90勝をマークしている。昨年9月にレッドソックスを退団してからFAの状態が続いていたが、今季5月にロイヤルズとマイナー契約。以降は3Aオマハで9試合に先発して4勝4敗、防御率5.36という成績だった。
カブスでデビューしたヒルは2009年にオリオールズへ移り、翌2010年からはレッドソックスでプレー。その後、インディアンス(現ガーディアンズ)、エンゼルス、ヤンキースを経て2015年にレッドソックスへ復帰した。2016年にはアスレチックスとドジャースに所属してキャリア最多となる12勝をマーク。同年から3年連続で2桁勝利を挙げるなど、ドジャースで全盛期と言える3年半を過ごした。
40歳となった2020年はツインズ、翌2021年にはレイズとメッツを渡り歩き、2022年にレッドソックスに再び戻った。2023年にはパイレーツとパドレスで投げ、ここまで13球団に所属。昨季は自身4度目の加入となったレッドソックスで4試合に登板し、シーズン終了後にはアメリカ代表としてプレミア12に参加していた。
奇しくも20年前のデビュー戦と同じリグリー・フィールドで新たなシーズンを迎えるヒル。45歳133日、ロイヤルズの史上最年長投手としてマウンドに上がる。