◆ 「Aクラス争いとなれば黙っていないだろう」解説陣が語る後半戦の展望は
23日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では、パ・リーグの前半戦を振り返り、優勝争いの行方について議論が交わされた。
首位・日本ハムの今季の試合内容に対し、齊藤明雄氏は「新庄野球が3年目を迎えて、監督のやりたいことが選手に伝わっているなというゲーム展開」だと分析。さらに「一番良いのは投手陣。先発投手陣の厚さとリリーフ陣もしっかりしている。投手陣の層で首位を走っているという感じを受ける。先発投手陣は完投数も多いので、このまま首位を走ってもらいたい」と優勝のカギを握る投手陣に言及した。高木豊氏は「この前、新庄監督と話したら、一人抜けるのが嫌だと。最後まで競り合っていくのが楽しいでしょ、だから争いながら優勝しますよって(言っていた)」と指揮官の言葉を挙げながら「競り合いはしたいのだろうけど、優勝争いは日本ハムとソフトバンクの一騎打ちになりそうな気配はしている」と展望を語った。
2位・ソフトバンクについては、野村弘樹氏が「あれだけ4月苦しんだのに、しっかりこの位置に来ているから、不気味さは当然ある。日本ハムとの2強でどうなるかが注目になる」とシーズン当初からの巻き返しを評価した。
3位のオリックスは、野村氏が「西川龍馬・森友哉・紅林弘太郎と、今は野手の故障者が多い。なかなか1年間揃っていないがその中でもこの成績なので、帰ってくればまた強いだろう」と分析するも、齊藤氏は「宮城大弥が勝てていない(3勝3敗)のがちょっと気になる。連敗した時に止める投手がいるかなという所がある」と上位を争う中での懸念点を指摘した。
4位・西武には、野村氏が「まだまだ上位への可能性がある。今井達也と隅田知一郎がオールスター前にちょっとやられたが、彼らが勝てるかどうかでゲーム差も変わってくる」と浮上への道筋を示すと、高木氏も「Aクラス争いとなれば、西武も黙っていないだろう」と語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』