○ ホワイトソックス 12-5 カブス ●
<現地時間7月21日 レート・フィールド>
シカゴ・カブスが敵地での“クロスタウン・シリーズ”初戦に大敗。先発登板した今永昇太投手(31)は4回途中7失点を喫して今季4敗目。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」で先発出場するも、ノーヒットに終わった。
中5日で先発マウンドに上がった今永は初回、1番マイドロスに投じた2球目フォーシームがゾーンど真ん中への失投となり、いきなり3号先頭打者アーチを被弾。その後も3本の単打を浴びて一死満塁と走者を溜めると、6番ソーサへの4球目スプリットが再びゾーン真ん中に入り、左越えの2点適時打を許した。
立ち上がりからホワイトソックス打線に捕まった今永は、2回裏にも先頭の9番モンゴメリーに4号ソロを被弾。さらに一死一、二塁とピンチを招き、4番ベニンテンディの適時打で5点目を失った。
3回裏こそ無失点としたものの、4回裏にも2番スレイターに5号ソロを浴び、この試合3度目のイニング先頭被弾。続く3番クエロに二塁打を打たれたところでノックアウト。2番手右腕クリス・フレクセンが今永の残した走者を生還させ、今季ワーストの7失点目が記録された。
カブスは最終的に12失点を喫して2連敗。1ゲームの地区首位ブリュワーズが同日の試合に敗れていたが、その差を縮めることはできなかった。
この試合の今永は3回0/3、85球を投げて渡米後最多の12被安打、2奪三振、3被弾、7失点という投球。今季最短のイニング数で同ワーストの被弾数、失点数を喫した。今季14戦目を終えて7勝4敗、防御率は「2.40」から「3.12」に悪化している。
また、鈴木は2打数無安打、1四球という内容に終わり、大量点差のついた8回裏に途中交代。今季成績は打率.254、26本塁打、81打点、OPS.842となっている。