● ブリュワーズ 3-10 カブス ○
<現地時間7月30日 アメリカンファミリー・フィールド>
シカゴ・カブスが地区首位ブリュワーズとの敵地3戦目に快勝。先発登板した今永昇太投手(31)は5回3失点と試合を作り、今季8勝目を挙げた。
連敗中のカブスは初回、1番ブッシュがブリュワーズのエース右腕ペラルタの試合開始第1球を振り抜き、21号先頭打者アーチで先制。1点リードを持って先発マウンドに上がった今永は、先頭から連続三振を奪う好スタートを切るも、3番コントレラスに7号ソロを被弾。カウント1-2と追い込んでからのスプリットが甘く浮き、同点の一発を浴びた。
それでも2回裏を無失点に抑えると、3回表に新人モイゼス・バレストロスが満塁走者一掃の適時二塁打を放つなど4点を勝ち越し。再び援護を貰った今永は3回裏にこの試合最初の三者凡退を記録。4回裏にはコントレラスに2打席連発の8号ソロを浴び、5回裏にも1点を返されながらリードを守り抜き、勝利投手の権利を持って降板した。
カブスは6回表、ダンズビー・スワンソンの適時二塁打、カイル・タッカーの2点適時二塁打で3点を追加し、9回表には代打イアン・ハップの15号ソロが飛び出すなど2桁得点に到達。首位攻防3連戦のスイープ負けを阻止し、ブリュワーズとの差を1ゲームとしている。
この試合の今永は5回89球を投げて5被安打、8奪三振、3失点という投球。現地25日の前回登板では12被安打、7失点を喫したが、地区首位相手の一戦で貴重な白星を挙げた。今季15戦目を終えて8勝4敗、防御率3.25を記録している。
「3番・左翼手」としてフル出場した鈴木誠也は3打数無安打、2四球、2三振という内容に終わり、今季成績は打率.249、26本塁打、81打点、OPS.825。直近7試合に渡って打点を挙げることが出来ておらず、打率.250を下回るのは5月19日のマーリンズ戦以来、約2ヶ月半ぶりとなった。