○ パドレス 5-0 メッツ ●
<現地時間7月30日 ペトコ・パーク>
サンディエゴ・パドレスが東地区首位メッツのと本拠地3連戦をスイープ。先発登板したダルビッシュ有投手(38)は7回無失点と好投し、今季1勝目を挙げた。
中5日で本拠地マウンドに上がったダルビッシュは初回、先頭打者ニモをスライダーで空振り三振。2番ビエントスには安打を許したが、3番リンドアを三飛、4番アロンソを一直に打ち取って無失点の立ち上がりを見せた。2回表には一死から6番アルバレス、7番マウリシオをともにカーブで連続三振に仕留め、三者凡退を記録した。
パドレス打線は2回裏、二死満塁から3番マニー・マチャドの2点適時打で先制。ダルビッシュは直後の3回表、一死から9番テーラーに二塁後方への小フライを打たれたが、二塁手ジェーク・クロネンワースがダイビングキャッチ。同僚の好守備を称えたダルビッシュは続く1番ニモからスプリットで空振り三振を奪い、この回も打者3人で終えた。
さらに2点の援護を貰ったダルビッシュは4回表も三者凡退とし、5回表には二死から初回以来となる安打を許したが、8番ベイティを一ゴロに打ち取ってピンチの芽を摘んだ。今季初めて6イニング目にも続投すると、打者6人をパーフェクトに抑えて7回まで無失点。今季初勝利、日米通算204勝目の権利を持ってブルペン陣にバトンを託した。
その後、8回表を2番手右腕ジェーソン・アダムが三者凡退に抑え、その裏にはジャクソン・メリルの犠飛でダメ押しの1点を追加。守護神ロベルト・スアレスが完封リレーを締め括り、5連勝を飾った。
MLB14年目のダルビッシュは右肘痛により開幕に出遅れ、現地7日のダイヤモンドバックス戦で復帰。そこから4登板で3敗を喫し、同24日の前回登板カージナルス戦では8失点と苦しんでいたが、今季5戦目にして待望の初白星を手にした。
今季最長の7回を76球で投げ切って2被安打、無四球、7奪三振、無失点という投球。日米通算での勝利数は通算203勝の黒田博樹氏を上回り、日本人選手史上最多となった。