◆ 兄は通算3度目、弟はキャリア初のトレード移籍
現地時間30日、MLBで2つのトレードが成立し、双子のリリーフ投手がそれぞれ新天地へ。兄のテーラー・ロジャーズ投手(34)はレッズからパイレーツ、弟のタイラー・ロジャーズ投手(34)はジャイアンツからメッツに移籍した。
左腕の兄テーラーは2012年のドラフトでツインズに入団し、2016年にMLBデビュー。翌2017年にはア・リーグ最多の30ホールドを挙げた。これまで5球団を渡り歩いて通算549登板で110ホールド、83セーブを記録し、オールスターゲームにも1度出場。今季は40登板で2勝2敗9ホールド、防御率2.45をマークしている。
アンダースロー右腕の弟タイラーは1年遅れて2013年のドラフトでプロ入り。2019年のデビューからジャイアンツ一筋でプレーし、2021年にはナ・リーグ最多の80試合に登板した。2023年には同最多の30ホールドを挙げ、通算392登板で142ホールドを記録。今季もMLB全体最多の53試合に登板し、4勝3敗20ホールド、防御率1.80の好成績を残している。
兄テーラーが2023年からジャイアンツに加入し、2人はチームメイトとして2年間プレー。今季開幕前にテーラーがレッズに移ったことで離れ離れとなっていたが、同日にトレード移籍という“珍事”が起きた。今季終了後には双子揃ってFAを迎える。