● カブス 3-4 オリオールズ ○
<現地時間8月2日 リグリー・フィールド>
ボルティモア・オリオールズが逆転勝利を収め、連敗ストップ。先発登板した菅野智之投手(35)は5回3失点という投球で勝敗付かなかった。
中5日で敵地マウンドに上がった菅野は、先頭打者ブッシュに10球粘られた末にレフト後方への大飛球を浴びるも、左翼手コルトン・カウザーがフェンス際で好捕。2番タッカーを空振り三振とした後、鈴木誠也にも左中間への大飛球を打たれたが、これもフェンスギリギリの中飛に抑え、立ち上がりを三者凡退で終えた。
2回裏、一死から連打を浴びて無死一、二塁とピンチを招くと、7番ホーナーに左翼線への適時二塁打を許して先制点を献上。続く8番マグワイアにも左犠飛を許し、2点目を失った。
3回裏は鈴木に四球を与えながらも無失点で切り抜けたが、4回裏に再び失点。一死から6番カストロが放った右翼前方へのライナー打球をデビュー2戦目の右翼手ジェレミア・ジャクソンが後逸して三塁打となり、7番ホーナーに右前適時打を浴びた。
5回裏は2番打者からの好打順で先頭タッカーから見逃し三振を奪い、鈴木との3度目の対戦を二ゴロで制した。最後は4番クロー・アームストロングを空振り三振に仕留め、初回以来の三者凡退を記録。この回限りでマウンドを降りた。
オリオールズは3点を追う8回表、2番ジョーダン・ウエストバーグの適時打で1点を返し、なおも二死一、二塁という好機で3番ガナー・ヘンダーソンが13号決勝3ラン。菅野の黒星を帳消しとし、逆転勝利を収めた。
この試合の菅野は5回95球を投げて5被安打、1四球、5奪三振、3失点という投球で勝敗付かず。今季21試合目の登板を終えて成績は8勝5敗、防御率4.42となっている。