◆ 3Aスクラントンからメジャー復帰へ
ニューヨーク・ヤンキースが前田健太投手(37)とマイナー契約を結んだことが現地時間3日、明らかとなった。前田は前日2日にオプトアウト権を行使し、シカゴ・カブスの傘下3Aアイオワか自由契約となっていた。
前田は球団発表に先立ち、自身のインスタグラムで「ヤンキースの3Aに移籍することになりました! 今回オプトアウトという日本ではあまり聞き馴染みのない権利を使用して移籍することになったのですが、日本の記事には自由契約の文字もあったりしたからなのか、たくさんの心配の声が届きました。カブスとの契約には自分から契約破棄ができるオプトアウトという権利が毎月あり、今回僕が行使したのは最後のオプトアウトの権利のタイミングでした!」と移籍の経緯を語った。
「なので前向き、ポジティブな発表なはずが悪い方に捉えられている方、心配してくれた方が多く、きちんと説明するのも公式に次のチームが発表されるまで書けなかったのでこのタイミングになりました。なので引き続き僕の戦いは続きます!応援よろしくお願い致します!」と続けた。
その後、約3ヶ月間所属した3Aアイオワへのコメントも投稿。「チームメイト、スタッフのみなさんが本当に素晴らしくとても居心地がよかったです。自分が最悪の状態でこのチームに来てピッチングコーチ、チームメイトのおかげで改善することができました。居心地が良すぎてオプトアウトするか悩みましたが、やはり選手として挑戦する事、よりチャンスがある環境でプレーする事が大切だと思い移籍を選びました。初めてのマイナー生活ですが、このチームには感謝の気持ちでいっぱいです。」と思いをつづった。
前田は2016年にMLBデビューを飾り、通算68勝をマーク。2023年オフに2年2400万ドルの契約でタイガースに入団した。今季はブルペンの一員として開幕を迎えるも、7登板で0勝0敗、防御率7.88と結果を残すことができず、5月に退団。その後、カブスとマイナー契約を結び、3Aアイオワでは12先発で3勝4敗、防御率5.97という成績だった。