○ エンゼルス 5-1 レイズ ●
<現地時間8月4日 エンゼル・スタジアム>
ロサンゼルス・エンゼルスが東地区4位レイズとの本拠地3連戦を白星発進。先発登板した菊池雄星投手(34)は6回1失点と好投を見せ、今季5勝目を挙げた。
中5日で本拠地マウンドに上がった菊池は初回、先頭から連打を浴びて無死一、三塁とピンチを背負い、3番カミネロの犠飛で先制点を献上。それでも4番モレルを空振り三振、5番デルーカを左飛に打ち取り、立ち上がりを最少失点で切り抜けた。
2回表にも二死二塁と得点圏に走者を背負ったが、9番フォルテスをチェンジアップで空振り三振に仕留めて追加点は許さず。直後の2回裏、ジョー・アデルが22号2ランを放ち、スコア2対1と試合をひっくり返した。
打者2巡目を迎えた3回表、1番ディアスを四球で歩かせ、この回も先頭出塁。一死から3番カミネロとの対戦では追い込んでからの決め球に苦しみ、再び四球で一死一、二塁とピンチを招いた。それでも4番モレルをこの試合最速97.5マイル(約156.9キロ)のフォーシームで空振り三振。暴投で走者を進めながらも5番デルーカを2者連続の空振り三振に切り、リードを守り抜いた。
3回裏にテーラー・ウォードの2点適時打で再び援護を受けると、菊池は4回表をわずか8球で三者凡退。5回表も打者3人で切り、勝利投手の権利を獲得した。6回表には二死から安打と盗塁を許したが、6番ジョシュ・ローを遊ゴロに打ち取り、この回限りで降板。6回105球を投げて4被安打、2四球、7奪三振、1失点という投球だった。
エンゼルスは6回裏にもザック・ネトの適時二塁打で1点を追加。投げてはブルペン陣が終盤3イニングを無失点リレーで繋ぎ、2連勝を飾った。
これで菊池は7月12日のマーリンズ戦以来4登板ぶり、オールスターゲーム明けの初白星をマーク。今季24戦目を終えて5勝7敗、防御率3.22を記録している。