● カブス 1 - 5 レッズ ○
<現地時間8月5日 リグリー・フィールド>
カブスの今永昇太投手(31)が5日(日本時間6日)、本拠地でのレッズ戦に先発登板。7回途中3安打1失点と好投したが、同点時の降板だったため今季9勝目はお預けとなった。カブスは今永降板後に失点を重ね2連敗。5連勝中の同地区首位・ブリュワーズとのゲーム差は「4」に広がった。
今永は初回、3番・デラクルスを3球三振に仕留めるなど、3者凡退の好スタート。2回も4番・ヘイズ、5番・アンドゥハーを連続三振に退けるなど、3回までパーフェクト投球を展開した。
4回は先頭の1番・フリードルに初被安打となる不運な内野安打を許したが、巧みな牽制で一塁タッチに仕留め本拠地は大歓声。後続もキッチリと退け、この回も結果的に3人で終えた。
しかし0-0のまま迎えた5回、一死からアンドゥハーに右中間突破のエンタイトル二塁打を許すと、続くスティアには三塁線を破られる適時二塁打を浴び先制を許した。
1-1の同点に追いついてもらった直後の6回は、再びテンポ良く3者凡退。7回に先頭のデラクルスを見逃し三振に仕留めたところで交代となり、カブスファンの拍手喝采を浴びながらベンチに下がった。6回1/3で92球、3安打1失点、7奪三振無四球の好投。防御率は3.12に良化したものの、同点時の降板だったため今季9勝目はお預けとなった。
今永のあとを受けた2番手・キトレッジだったが、四球と安打で一死一、二塁のピンチを招くと、5回に先制打を放っているスティアに痛恨の勝ち越し3ランを浴びた。その後も連打を食らうなど、一死しか奪えず4失点KO。カブスは継投が失敗する形となった。
後半戦に入り16試合で打率.143と不調の鈴木誠也は、右手首痛で欠場した4月23日(同24日)のドジャース戦以来、104日ぶりのベンチスタート。そのまま出番なく、同戦以来の欠場となった。
上位に左打者を並べたカブス打線だったが、レッズの先発右腕・リテルの前に7回までわずか1得点。8回以降もレッズ救援陣に封じられ、本拠地で痛い連敗を喫した。