〇 オリオールズ 3-2 アスレチックス ●
<現地時間8月8日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ>
ボルティモア・オリオールズが西地区4位アスレチックスとの本拠地3連戦に先勝。先発登板した菅野智之投手(35)が7回1失点と好投を見せ、今季9勝目を挙げた。
現地6月8日の登板で黒星を喫したアスレチックス打線と2ヶ月ぶりの再戦となった菅野。先頭打者コルテス、2番ルーカーをともに初球でフライアウトに打ち取ると、7月度の月間MVPに輝いた3番カーツを内角低めに食い込むシンカーで見逃し三振。わずか7球で三者凡退と絶好のスタートを切った。
オリオールズ打線は1回裏、女房役のアドリー・ラッチマンが9号先制2ランを放つなど3点を援護した。菅野は3回表、この試合の初安打から無死一、二塁とピンチを招くも、1番コルテスを遊ゴロ併殺打。なおも二死一、三塁という場面で3番カーツを迎えたが、内角低めいっぱいのスイーパーで2打席連続の見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
4回表は右翼手ライアン・ノダの好守備にも助けられ、わずか5球で打者3人を封じた。5回表には先頭の7番バトラーに二塁打を許し、一死三塁から9番ウリアスの犠飛で1失点。続く1番コルテスには右中間へのライナーを浴びたが、中堅手グレグ・アレンのダイビングキャッチによりイニングを締め括った。
6回表は2本の単打を許して二死一、二塁と走者を溜めたものの、6番ヘネズを遊ゴロに抑えて得点は許さず。7回表にも先頭打者への四球で走者を背負ったが、後続をテンポよく打ち取ってこの回限りで降板。この後、オリオールズは1点差まで詰め寄られながらも逃げ切り、2連勝を飾った。
この試合の菅野は7回91球を投げて5被安打、3四死球、4奪三振、1失点という投球。現地6月3日のマリナーズ戦以来、10登板ぶりに7イニングを投げ切った。ここまで22登板で9勝5敗、防御率4.24を記録している。