○ パドレス 5x-4 レッドソックス ●
<現地時間8月9日 ペトコ・パーク>
ボストン・レッドソックスがパドレスとの延長戦の末にサヨナラ負け。吉田正尚外野手(32)は「5番・指名打者」で先発出場し、2試合連続となるマルチ安打と打点を記録した。
1点リードの2回表、先頭打者として第1打席を迎えた吉田は、先発右腕マイケル・キングの高めシンカーを捉え、右前安打で出塁。この一打から一死満塁と好機を作ったが、後続倒れて無得点に終わった。
同点に追いつかれた直後の3回表、一死二、三塁の好機で吉田が第2打席に入ると、2番手左腕ペラルタのボークにより勝ち越しの三塁走者が生還。なおも一死三塁という場面で吉田はボテボテの投ゴロに打ち取られるも、これが相手の野選を誘って3点目を加えた。
5回表の第3打席は空振り三振を喫するも、8回表の第4打席では5番手右腕ミラーのスライダーをライト前に運んでマルチ安打を記録した。直後に代走が送られ、吉田は4打数2安打、1打点、1三振という内容で途中交代。今季成績を打率.258、2本塁打、OPS.707に上昇させた。
レッドソックスは1点を追う9回表、守護神スアレスから一死二塁の好機を作ると、新人ロマン・アンソニーが左中間へのエンタイトル二塁打を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。しかし、延長10回裏に5番手右腕ギャレット・ウィットロックが1点を失ってサヨナラ負け。今カード1勝1敗となり、決着は3戦目に持ち越しとなった。