◆ 「終盤の試合をどう支配していくかがソフトバンクのキーかな」
日本ハムとの首位攻防戦を3連勝で飾り、ゲーム差を「4」に広げたソフトバンク。12日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では、独走態勢へのキーマンが話題となった。
打撃陣では、大矢明彦氏が「近藤健介ですよね。本塁打は山川穂高という選手がいるが、バットコントロールは天下一品だし、相手からしたら近藤に対しての攻め手がなかなか見つからない、一番嫌な打者だと思う」と評価すると、齊藤明雄氏は「近藤・山川を歩かされたりしての柳町達。後ろを打つ打者が大事になってくるので、キーマンじゃないかという感じがする。彼の場合は固め打ちはできるけど打てない時もあるが、後半良い働きをしてくれるのではないかなと注目している」とリーグ4位の打率.290の柳町を挙げた。真中満氏は「山川が今年なかなか乗り切れていないというイメージだが、彼が本調子というか乗ってきたら、ソフトバンクはちょっと抑えがきかなくなると思う。山川がさらにどうなるかという感じはしている。本塁打はやはり流れを変えられるので大きい」と山川の浮上が鍵になると語った。
投手陣では、大矢氏は「モイネロですね。ここまでくると、やはり勝ちたい投手で勝っていくことがすごく大事になってくる。一番近い3連戦でも、モイネロは伊藤大海と当たって投げ勝っている。これから先もこういう形でしのぎを削っていくはず」と推測。齊藤氏は「7・8回に投げるヘルナンデス。前半はあまり良くはなかったが、ここへきて球威も戻ってきて制球も良くなっている。野球で一番逆転される7・8回あたりにヘルナンデスが入れば、後ろも安定してくるのではないかという印象。すごく注目している」と期待を込めた。真中氏は「杉山一樹かな。クローザーはそこまで経験はなかったが、今年途中からしっかり入った。杉山が9回にがちっとはまって抑えてくれるのは非常に大きい。8回に松本裕樹、9回に杉山と終盤の試合をどう支配していくかがソフトバンクのキーかなという感じがする」と熱視線を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』