DeNAは17日、野球振興を目的として8月11日(月)〜19日(火)までの9日間にわたりサウジアラビアの野球少年4人を受け入れ、地元高校生との交流や球団施設を使用したキャンプメニューを考案・運営していると発表した。
この取り組みは、国際大会での躍進に向けてU-18世代の強化を目標とするサウジアラビア野球連盟からの要望を受け、国際的な野球競技人口の増加や日本の野球文化の周知のために行っているもの。
サウジアラビアからは13歳から16歳の合計4名の野球少年とコーチらが来日し、神奈川県立追浜高等学校の野球部員との交流や球団施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」での練習などを通して野球技術の向上、日本の野球文化特有の礼儀や慣習の習得を目指す。
プログラム6日目となった昨日は「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」での球団ファームチームの練習見学を行ったほか、石井琢朗 野手コーチらによる技術指導を受けた。ブルペンではバウアー選手の投球風景も見学。バウアー選手は練習後、国による野球文化の違いなどについて、子どもたちからの質問に答えた。また、チームを代表してキャプテンの牧秀悟選手が少年たちのもとを訪れ、激励の言葉を贈った。
なお、キャンプ最終日である8月19日(火)には、少年たちが横浜スタジアムを訪れ、グラウンドからベイスターズの練習見学を行ったのち、スタンドで試合観戦を行う予定。
■サウジアラビア ディラン選手(13歳) コメント
「こんなに良いグラウンドで練習するのは初めてだったので、とても刺激的で良い経験になりました。石井コーチから教えてもらった守備の基本的な動作に関しては今までやったことがなかったので、サウジアラビアに戻った後も学んだことを実践したいですし、自分たちだけでなく今回来られなかったサウジアラビアの選手たちにも伝えてどんどん上手くなっていきたいです。19日に行く横浜スタジアムでは、スタンドにいるお客さんや球場全体の空気感を初めて味わえるので、すごく楽しみにしています」
■牧秀悟 選手による激励の言葉
「今回はベイスターズの施設に来てくださりありがとうございます。住んでいる地域は違っても、同じ野球というスポーツをしている選手同士でこうして出会い、交流できることを嬉しく思っています。今回のキャンプを通して、野球の技術や、いろいろな日本の文化を学んでいってほしいなと思います。僕自身、侍ジャパンに選ばれて国際大会に出た経験がありますが、そういった経験はぜひ皆さんにもしてほしいですし、いつか国際大会で一緒に戦えることを願っています」