阪神の石井大智が17日の巨人戦でNPB新記録となる40試合連続無失点を樹立した。
新記録樹立に際しての会見で石井がコメント。「僕は頭に当たった試合から途切れているものだと思っている。(あの)1試合を抑えてくれたのは湯浅なので。僕の記録ではないなというところもある。それでも数字上はこうやって進んでしまうというか、しまうという表現には語弊があるんですけど。そこで一回僕は死んでるものだと思ってるので。今日もそうですけど、野手の皆さんや捕手の坂本さん、梅野さんのリードに助けられて僕だけの力ではない。本当にタイガースで良かったなと思っています」とし、自分だけの力ではないということを強調した。
17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』ではこの会見コメントをクローズアップ。番組MCの岩本勉氏が「全く意識していないわけではなかったと思う」と解説陣に尋ねると、解説者の笘篠賢治氏は「(意識)してるというか、頭の中にはあるんですよ。記録のときにはマスコミの方が聞いてしまうので。どうしても意識してしまう。だけど意識すると逆にプレッシャーになってしまいますから自分の中から外部の声を消したいという思いでしょうね」と述べた。同じく解説者の佐伯貴弘氏は「すごくかっこいいなというのが第一印象。記録とはまた違うもの、掴みたいものを目指しているのかなという感じがしますね」と記録に拘っていない石井の様子に敬服していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』