◆ 痛恨の同点ソロ被弾で11勝目お預け
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)が現地時間18日のロッキーズ戦に先発登板。7回3失点という投球で勝敗付かずに降板した。
前日17日に27歳の誕生日を迎えた山本は、“打者天国”と評される敵地クアーズ・フィールドで今季6月25日以来の登板。初回を三者凡退で立ち上がると直後の2回表、バッテリーを組むダルトン・ラッシングの犠飛、大谷翔平の適時打で2点の先制援護を貰った。
2回裏も三者凡退に抑えたが、3回裏の先頭打者キャロスに四球を与えると、続く8番ドイルにこの試合の初安打を許して無死二、三塁とピンチ。9番リッターにライト前への2点適時打を浴び、同点に追い付かれた。
それでも1番フリーマンからの後続3人を打ち取ると、4回、5回と三者凡退を続け、2巡目のロッキーズ打線に対してパーフェクト投球を披露。ドジャース打線は6回表、四球出塁のフレディ・フリーマンが盗塁で二死二塁のチャンスを作り、アレックス・フリーランドの適時二塁打で勝ち越し点を奪った。
再びリードを持った山本は7回一死まで打者13人を続けて打ち取るも、5番トーバーに甘く入ったフォーシームを右中間ブルペンへ弾き返され、7号同点ソロを被弾。さらに二死一、三塁とピンチを作って同点打の9番リッターを迎えたが、遊ゴロに打ち取って逆転は阻止した。
この試合の山本は7回103球を投げて4被安打、2四球、6奪三振、3失点という投球。今季23試合目の登板を終えて成績は10勝8敗、防御率2.90となっている。