○ カブス 4 - 3 ブリュワーズ ●
<現地時間8月20日 リグリー・フィールド>
カブスの鈴木誠也外野手(31)が20日(日本時間21日)、本拠地でのブリュワーズ戦に「3番・指名打者」でフル出場。4打数1安打1盗塁の結果で3試合ぶりの安打をマークした。カブスは同地区首位・ブリュワーズに3連勝し貯金19。ポストシーズン進出となるワイルドカード1位の座をキープし、ブリュワーズとのゲーム差は「6」に縮まった。
ブリュワーズの先発は最速103マイル(約166キロ)を誇る怪物新人右腕のミジオロウスキー。鈴木は二死無走者で迎えた初回の第1打席、2ボール2ストライク後の100.4マイル(約162キロ)直球を右中間最深部へ弾き返したが、飛距離387フィート(約118メートル)の大飛球は惜しくもフェンスオーバーとはならず中飛に倒れた。
2点リードの3回は一死三塁の好機だったが見逃し三振。2ストライク後の内角に抜けてきた微妙なコースのスライダーをストライクと判定され天を仰いだ。
6回の第3打席は一死無走者で3番手右腕のミラーと対戦。フルカウント後の内角直球を捉えた打球は三塁線を破る痛烈なシングルヒットとなった。次打者の打席で今季4盗塁目となる二盗に成功。二死二塁の好機を演出したが、ここは得点にはつながらなかった。
二死無走者だった8回の第4打席は、5番手左腕・ケーニッグと対戦し右飛。この日は4打数1安打、1三振1盗塁の打撃結果で打率は.247、OPSは.808となった。
カブス打線は3回、先頭からの3連続四球で無死満塁の好機を作ると、1番・ブッシュが走者一掃の3点適時二塁打を放ち一気に3点を先取。1点リードの8回は9番・ショウが貴重な11号ソロを放った。
投げてはかつてソフトバンクでプレーし、昨季はブリュワーズで12勝を挙げた先発のレイが、古巣相手に6回途中2失点の好投。9回は抑えのパレンシアがブリュワーズ打線の反撃を何とか1点で凌ぎ、レイは2年連続となる10勝目(5敗)をマークした。