● エンゼルス 2 - 3 カブス ○
<現地時間8月22日 エンゼル・スタジアム>
カブスの鈴木誠也外野手(31)が22日(日本時間23日)、敵地でのエンゼルス戦に「3番・指名打者」でフル出場。第2打席に今季87打点目となる犠飛を放ちチームの勝利に貢献した。
初回の第1打席は2番・タッカーが先制ソロを放った直後、一死無走者でエンゼルスの先発左腕・アンダーソンと対戦。初球の直球を捉えたが、飛距離376フィート(約115メートル)の大飛球はフェンスオーバーとはならず左飛に倒れた。
3回の第2打席は一死満塁の好機。4球目のチェンジアップを捉えた打球速度107マイル(約172キロ)の痛烈なライナーは左翼手の正面をついたが、これが犠飛となりナ・リーグ3位の87打点目をマークした。
6回の第3打席はイニング先頭で2番手右腕・フェルミンと対戦し、際どいコースをじっくりと見極め四球出塁。そのあと二塁へ進んだが、ここは追加点にはつながらなかった。
8回の第4打席は一死無走者で5番手左腕・デトマーズと対戦し、2ボール2ストライク後のハーフスイングを空振りと判定され三振。一塁塁審は両手を広げノースイングと判定したが、なぜか主審はアウトとジャッジ。不可解な判定に鈴木とカウンセル監督は不満を露わにした。
不運な判定にも泣かされ2試合連続のノーヒットとなったが、この日は打撃の内容自体は良く、2打数無安打、1打点1四球の成績。今季の打率は.244、OPSは.801となった。
カブスは先発のアサドが6回1失点と好投。継投に入った7回裏に2番手のキトリッジが同点ソロを浴びたが、9回表に7番のピート・クロ―・アームストロング(PCA)が豪快な28号ソロを放ち接戦を制した。
これで今季通算74勝55敗で再び貯金19。メジャー最高勝率を誇る同地区首位・ブリュワーズとのゲーム差は「7」のままだが、ポストシーズン進出となるワイルドカード(WC)単独1位(3位までが進出圏)の座をキープした。