● マーリンズ 2-5 ブルージェイズ ○
<現地時間8月22日 ローンデポ・パーク>
トロント・ブルージェイズが敵地でのマーリンズ3連戦を先勝。右肘のトミー・ジョン手術から復帰したシェーン・ビーバー投手(30)が2024年4月2日以来、507日ぶりの白星を手にした。
新加入右腕の復帰登板を前に、ブルージェイズ打線は初回に3点を先制。幸先良く援護を貰ったビーバーは1回裏、先頭打者エドワーズ、2番マーシーを連続三振に仕留める好スタート。二死から死球で走者を出したが、4番ヒックスを中飛に打ち取り、立ち上がりを無失点とした。
2回裏に7番サノヤの5号ソロで1点を返されたものの、3回裏は3本の内野ゴロにより9球で三者凡退。4回裏には3番ラミレスからの好打順を3者連続三振に封じた。その後も危なげないピッチングでアウトを積み重ね、被本塁打で1点を失った以外には得点圏のチャンスすら作らせず。87球で6回を投げ切って2被安打、無四球、9奪三振、1失点と好投を見せた。
ブルージェイズは6回表、初回に先制打のドールトン・バーショが14号2ランを放って再援護。終盤3イニングを4投手の継投で逃げ切り、ビーバーに移籍後初白星をもたらした。
ビーバーは2018年にガーディアンズでMLBデビューを飾り、同年に11勝、翌2019年には15勝をマーク。短縮シーズンの2020年に8勝1敗、防御率1.63、122奪三振という成績で投手3冠に輝き、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた。昨季は自身5年連続となる開幕投手を務めるも、4月に右肘手術を受け、わずか2登板でシーズンを終了。今季7月末のトレード期限でブルージェイズに加入していた。