◆ 勝利チームに地区優勝マジック点灯の大一番
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)が現地時間24日のパドレス戦に先発登板。6回2失点という投球で今季11勝目の権利を持って降板した。
首位攻防カード最終戦のマウンドに上がった山本。1点の先制リードを持って迎えた1回裏、先頭打者タティスJr.を四球で歩かせるも、2番アラエスを二ゴロ併殺打、3番マチャドを空振り三振に仕留めて無失点の立ち上がり。2回裏は5番ボガーツ、6番シーツから連続三振を奪って三者凡退に抑えた。
しかし3回裏、一死から8番クロネンワースにこの試合の初安打を許すと、9番ディアスに6号逆転2ランを被弾。カウント2-2と追い込んでからの5球目シンカーが高めに浮き、左中間スタンドに痛恨の一発を運ばれた。山本は打たれた瞬間にマウンド上で叫び声をあげ、悔しさを露わにした。
それでも4回裏には立ち直りを見せ、3番マチャドからのクリーンアップを三者凡退。5回裏には一死一、二塁とピンチを招いたが、逆転弾の9番ディアスを右飛、1番タティスJr.を三ゴロに打ち取り、追加点は与えなかった。
1点を追う打線は6回表、フレディ・フリーマンが17号同点ソロを放って試合を振り出しに。その裏を山本が無失点に抑えると、直後の7回表には女房役のダルトン・ラッシングが3号勝ち越し3ラン、フリーマンが2打席連発の18号2ランで一挙5得点。これまで苦戦を強いられたパドレス投手陣に一発攻勢を繰り出し、山本に勝利投手の権利をもたらした。
この試合の山本は6回92球を投げて4被安打、2四球、6奪三振、2失点という投球。今季25試合目の登板を終え、防御率2.90を記録している。