〇 マリナーズ 11-4 アスレチックス ●
<現地時間8月24日 T-モバイル・パーク>
シアトル・マリナーズが同地区最下位アスレチックスとの本拠地カードを勝ち越し。カル・ローリー捕手(28)が捕手としてMLB歴代最多となる49号本塁打を放った。
「2番・捕手」として出場したローリーは初回の第1打席、先発左腕ロペスの甘く入ったフォーシームを振り抜き、左翼2階スタンドに飛び込む48号先制2ラン。打球速度110.9マイル(約178.5キロ)、飛距離448フィート(約137メートル)の豪快な一発により、2021年のサルバドール・ペレスが記録した捕手史上最多本塁打に並んだ。
さらに2回裏、二死二塁の好機で再び右打席に立つと、左腕ロペスの初球チェンジアップを捉えて再び左翼スタンドへの49号2ラン。今季9度目のマルチ本塁打でぺレスの記録を一気に抜き去り、捕手としてのシーズン最多本塁打記録を打ち立てた。
主砲の活躍で火の点いたマリナーズ打線は3回裏に一挙6点を加え、早くもアスレチックスを突き放した。投げては先発右腕ローガン・ギルバートが6回13奪三振、1失点の快投で今季4勝目をマーク。地区首位アストロズとの差を2ゲームに縮めている。
今季5年目のローリーはここまで128試合に出場して打率.247、49本塁打、106打点、14盗塁、OPS.946をマーク。本塁打部門で2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に9本差、打点部門ではライリー・グリーン(タイガース)に11打点差をつけ、アメリカン・リーグ打撃2冠に立っている。