◆ 「膝を落として走路を塞いでしまっている」
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏がこの日行われた広島対巨人の試合決着に言及した。
広島が1点リードし、迎えた9回の守備。一死一・三塁の場面で守備陣形は内野前進、1点を守り切ろうとした。打席のリチャードが一ゴロを打つと、一塁手のモンテロが一塁ベースを踏み、本塁送球。クロスプレーとなり、際どいタイミングだったが、ダブルプレーが成立し試合終了となった。このとき、モンテロの送球が逸れ、捕手の會澤翼が本塁ベースを塞ぐような形となり、コリジョンルールの適用はないのかと巨人の阿部慎之助監督が審判に確認を取った。
高木豊氏は、「ランナーからしたらコリジョンにしか見えないのでは。最後は膝を落としてベースを塞いでしまっている」と指摘した。解説者の齊藤明雄氏は「メジャーの場合は送球が逸れてしまったら走路に立っても仕方ないということになっている。日本の場合はベースの一角を見せなきゃいけないということでコリジョンルールがある」と知見を述べ、「この場面だと走者はケガが怖いので思い切ってスライディングできない。會澤は昔からやっているキャッチャーですから癖でやってしまったのかもしれない」とコメント。最後に高木豊氏が「コリジョンルールの適用があってもおかしくない場面だったと思います」と述べ、話題を締めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』