◆ 2桁奪三振の快投で連敗ストップへ
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)が現地時間31日のダイヤモンドバックス戦に先発登板。7回1失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板した。
同地区3連戦のスイープ負けを阻止すべく、中6日での先発マウンド。山本が初回を三者凡退に抑えると、打線はその裏にフレディ・フリーマンの適時二塁打など2点を先制。幸先良く援護を貰った山本は2回、3回と三者凡退を続け、打者1巡をパーフェクトに抑える好発進を見せた。
4回表、一死から2番マルテのセーフティバントでこの試合初の被安打。ノーヒット投球を食い止めるバント安打に対し、本拠地ファンによるブーイングが巻き起こった。続く3番キャロルにも中前安打を浴び、二死から5番デルカスティーヨの右前適時打で1失点。それでも、二死一、三塁と続いたピンチでは6番ロックリアを三球三振に仕留め、最少失点で切り抜けた。
直後の4回裏に打線が1点を加えると、山本は5回表をわずか9球で三者凡退。3点リードの6回表は1番ペルドモからの好打順を3人で封じた。7回表には一死から安打で走者を背負うも、6番ロックリアをカーブで3打席連続の三振に仕留め、続く7番トーマスは左翼手キケ・ヘルナンデスの好守により左直。今季12勝目の権利を持ってブルペン陣にバトンを繋いだ。
この試合の山本は7回98球を投げて4被安打、無四球、10奪三振、1失点の好投。現地4月18日のレンジャーズ戦以来、今季3度目の2桁奪三振をマークした。同8月18日からロッキーズ、パドレス、ダイヤモンドバックスと同地区球団に対して3登板連続のクオリティ・スタートを達成し、防御率2.82としている。