○ パイレーツ 9 - 7 ドジャース ●
<現地時間9月2日 PNCパーク>
ドジャースの大谷翔平選手(31)が2日(日本時間3日)、敵地でのパイレーツ戦に「1番・指名打者」でフル出場。痛烈な46号ソロを含む3長打2打点をマークしたが、ドジャースは投手陣が乱れナ・リーグ中地区最下位のパイレーツに競り負けた。
衝撃の一発が飛び出したのは3点を追う3回の第2打席。大谷は一死無走者でパイレーツの有望株右腕・チャンドラーと対戦し、3ボール1ストライク後の99.2マイル(約160キロ)直球を完璧に捉えた。
角度23度の弾丸ライナーは、打球速度120マイル(約193キロ)、飛距離373フィート(約114メートル)で右翼席に着弾。これが45号ソロを放った8月24日(同25日)のパドレス戦以来、7試合ぶりのアーチとなり、現在49本塁打でナ・リーグトップのシュワバー(フィリーズ)に3本差に迫った。
打球速度193キロは自己最速。またこの一発は、ドジャース移籍後、節目の100本塁打目となった。
メジャーデビュー3試合目となったチャンドラーは、これが今季9イニング目でメジャー初被弾&初失点。昨季のMVPからメジャーの洗礼を受ける結果となった。
大谷は再び3点を追う7回の第4打席、無死一塁で3番手右腕・マットソンから左中間への二塁打を放ち無死二、三塁の好機を演出。再び無死一塁だった9回の第5打席は5番手右腕・サンタナから中越えの適時二塁打を放ち、5打数3安打2打点の活躍で打率は.279、OPSは.998にアップした。
ドジャースは先発のカーショーが初回から4失点。その後、大谷の46号ソロなど打線が奮起し一時4-4の同点に追いついたものの、2番手・エンリケスも乱れ6回に一挙3失点。8回は6番手のイェイツが四球絡みで9点目を失うなど、投手陣全体で計8四球と制球難を露呈した。