○ 東邦 11 － 3 日南学園 ●
＜8月12日・96回全国高校野球選手権大会1回戦＞

　東邦（愛知）打線が20安打11得点と爆発。投げても、先発した1年生の藤嶋が8回3失点と力投し、日南学園（宮崎）を投打で圧倒した。

　東邦は初回、3番児玉のタイムリーで先制すると、さらに1点を加えた3回にも6番工藤、続く溝口の連続タイムリーで5－0とリードを広げた。3点を返された直後の5回には、1番鈴木のタイムリー三塁打などで3点を加点。その後も攻撃の手を緩めず、8回までに20安打を記録した。

　東邦の森田監督は試合後「これほど打つとは思わなかった。練習通りのセンター返しができた」と打線を評価。藤嶋についても「入学から愛知予選までの投球をしてくれれば良いと思っていた。信じていました」と、1年生投手の好投に目を細めた。

　一方の日南学園は、初回、2回といずれも得点圏のチャンスを作るも無得点。5点ビハインドの5回に3点を返したが、その後も投手陣が踏ん張れなかった。