○ フィリーズ 9-3 メッツ ●
<現地時間9月9日 シチズンズ・バンク・パーク>
フィラデルフィア・フィリーズが地区2位メッツに2連勝。カイル・シュワーバー外野手(32)がナショナル・リーグ最速で今季50号本塁打を放った。
3点リードの7回裏、二死一、二塁という好機で第4打席を迎えたシュワーバー。2番手右腕ヘーゲンマンの甘く入ったカットボールを振り抜くと、打球速度110.4マイル(約177.7キロ)、飛距離437フィート(約133メートル)のアーチが左中間スタンドに着弾。現地8月28日の1試合4本塁打から11試合ぶり、9月初の一発はダメ押しの50号3ランとなった。
この一発により、シュワーバーは2006年に58本塁打を放ったライアン・ハワード以来、球団史上2人目の大台到達。ここまで145試合で打率.240、50本塁打、123打点、OPS.926と活躍を続け、本塁打と打点の2部門でナ・リーグトップに立っている。
フィリーズは初回、5番ニック・カステラノスの適時二塁打で2点を先制。2回裏にも9番オット・ケンプが5号ソロ、1番ハリソン・ベイダーが16号ソロと2者連続アーチが飛び出し、序盤で4点を先行した。投げては先発左腕レンジャー・スアレスが6回をわずか1安打、無失点に抑え込み、12三振を奪う快投で今季12勝目。地区2位メッツとの首位攻防4連戦を2連勝で折り返している。