◆ WS制覇の立役者がカブスで引退へ
鈴木誠也、今永昇太が所属するシカゴ・カブスは現地時間10日、2021年途中まで在籍していたアンソニー・リゾ内野手(36)の現役引退と球団アンバサダーへの就任を発表。同13日の本拠地レイズ戦で記念セレモニーを行う。
リゾは2006年のドラフトでレッドソックスに入団し、2011年にパドレスでMLBデビュー。翌2012年からカブスに加入すると、 2016年には32本塁打、109打点、OPS.928といずれも自己最高の成績を残し、球団108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に貢献した。9年半の在籍中にシーズン30本塁打、100打点をそれぞれ4度クリア。オールスターゲームに3度選出され、シルバースラッガー賞に1度、ゴールドグラブ賞には4度輝いた。
キャリアの全盛期をシカゴで過ごし、2021年途中からヤンキースにトレード移籍。昨季は打率.228、8本塁打、OPS.637という成績に止まり、ドジャースと戦った昨季のワールドシリーズが現役最後の出場となった。15シーズン通算で1644安打、303本塁打、965打点を記録。2013年にはイタリア代表としてWBCに参戦した。