○ ドジャース 9-0 ロッキーズ ●
<現地時間9月10日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区最下位ロッキーズとの本拠地3連戦をスイープ。地区2位パドレス、3位ジャイアンツが同日に揃って敗れたため、地区優勝マジック「13」が再点灯した。
ドジャースは2回裏、相手の失策と安打で無死一、二塁の好機を作り、アンディ・パヘスの適時二塁打、キケ・ヘルナンデスの犠飛で2点を先制。さらに大谷翔平、ムーキー・ベッツの連続タイムリーも飛び出し、幸先良く4点をリードした。
援護に恵まれた先発左腕ブレーク・スネルはロッキーズ打線に三塁すら踏ませず、今季自己最多の11三振を奪いながら6回無失点。好投を続ける先発投手陣の流れに乗り、今季4勝目を挙げた。7回表には2番手右腕マイケル・コペックが一死満塁のピンチを招くも、左腕アレックス・ベシアが後続を連続三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
8回裏にはベッツが2戦連発、直近7試合で4発目となる18号グランドスラム。さらに、テオスカー・ヘルナンデスも2戦連発の24号ソロで続き、試合を決定付けた。ブルペン陣も完封リレーで試合を締めて4連勝。地区2位パドレスとの差を3ゲームに拡大している。
絶好調の先発陣は現地5日のオリオールズ戦、大谷が緊急登板で4回途中無失点を記録すると、翌6日には山本由伸がノーヒットノーラン未遂の快投。同7日にはクレイトン・カーショーが今季10勝目を挙げた。本拠地に戻ってからもタイラー・グラスノー、エメ・シーハンがともに好投を見せるなど、この日を含む6試合で先発投手が合計38イニングを消化し、失点はわずか5点。同期間で防御率1.14と圧倒的なパフォーマンスを発揮している。