● パドレス 1-2 レッズ ○
<現地時間9月10日 ペトコ・パーク>
サンディエゴ・パドレスが中地区3位レッズとの本拠地3連戦に負け越し。4番手としてリリーフ登板した松井裕樹投手(29)は一死満塁のピンチを無失点で脱した。
パドレスはスコアレスの4回裏、1番フェルナンド・タティスJr.の21号ソロで先制。投げてはチーム最多13勝の右腕ニック・ピベッタがレッズの左腕アンドリュー・アボットと一歩も譲らぬ投手戦を演じた。1点リードの7回表には8番ケブライアン・ヘイズにあわや同点弾という大飛球を浴びるも、左翼手ラモン・ロレアノがホームランキャッチ。攻守の援護を受けたピベッタは7回4安打、無失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板した。
8回表、2番手左腕カイル・ハートが二死二塁とピンチを作ったところで防御率1点台の左腕エイドリアン・モレホンを投入するも、先頭の3番デラクルーズに右前適時打を許して同点に。さらに、二死一、二塁から代打アンドゥハーにも左前適時打を打たれて逆転。前日に黒星の守護神ロベルト・スアレスに続き、盤石のリリーフ陣が打ち崩された。
松井は9回表、一死一、二塁のピンチから登板。先頭の1番フリードルを四球で歩かせたものの、2番マルテを外角高めいっぱいのスイーパーで見逃し三振に仕留めた。最後は3番デラクルーズを捕ゴロに打ち取って火消しリリーフに成功。ここまで56試合に登板して2勝1敗、3ホールド1セーブ、防御率4.31を記録している。
1点を追うパドレスは9回表の先頭打者ギャビン・シーツが二塁打を放ってチャンスを作るも、後続3人が倒れて2連敗。地区首位ドジャースにマジック「13」が再点灯し、その差が3ゲームに広がった。