◆ レジェンド右腕・バーランダーと白熱の投手戦
ドジャースの山本由伸投手(27)が12日(日本時間13日)、敵地オラクル・パークでのジャイアンツ戦に先発登板。1-1の同点時で降板したため今季12勝目とはならなかったものの、3試合連続10奪三振をマークするなど7回1安打1失点の快投を披露した。
前回6日(同7日)のオリオールズ戦で、惜しくもノーヒットノーラン達成を逃した山本。中5日での登板となったこの日は初回に一死から四球を与えると、3番・アダメズに1ボール後の直球を痛打。打球は左中間を深々と破る二塁打となり、中堅・パヘスのクッションボール処理のミスも重なり先制を許した。
初回だけで25球を要したものの、2回は9球、3回は11球とテンポ良くアウトを奪取。4回は先頭のアダメズ、続くフローレスをいずれも三振に仕留め、前の回から3者連続奪三振をマークした。
中盤以降もストライク先行の投球で快調にアウトを重ね、2回から7回まで6イニング連続3者凡退。最後は5番・チャプマンを空振り三振に仕留め、3試合連続で2ケタ10奪三振を達成した。
結局、初回にアダメズに二塁打を許して以降、20打者連続アウトのまま7回1安打1失点、10奪三振1四球の快投で降板。味方打線がジャイアンツ先発・バーランダーを攻略できず、1-1の同点時で交代したため勝利投手の権利は得られなかったが、3試合連続の快投で防御率は2.66に良化。また、今季の投球回は162回1/3となり、メジャー2年目で初のシーズン規定投球回(162回)もクリアした。