〇 ブルージェイズ 5x-4 オリオールズ ●
<現地時間9月13日 ロジャース・センター>
ボルティモア・オリオールズが同地区首位ブルージェイズに2連敗。先発登板した菅野智之投手(35)は6回1失点と好投するも、今季11勝目はお預けとなった。
通算221勝、サイ・ヤング賞3度の右腕シャーザーとの投げ合いとなったこの試合。2点の先制リードを持ってマウンドに上がった菅野は初回、二死から3番ゲレロJr.の強烈なピッチャー返しが左足付近に直撃した。現地7日のドジャース戦に続き、2登板続けてのアクシデントに騒然となったが、この打球を捕手サミュエル・バサロが捌いて三者凡退。菅野は自力で歩いてベンチに下がった。
それでも2回裏にも続投した菅野は3者連続三振と圧巻の投球を披露。3回裏の一死からこの試合の初安打を許すも、続く9番ヒメネスを二ゴロ併殺打。4回裏には1番スプリンガーからの好打順をわずか7球で三者凡退に仕留めた。
2点リードの5回裏、先頭の4番バージャーにカウント2-2と追い込んでからの低めスイーパーを掬い上げられ、20号ソロを被弾。なおも一死二塁とピンチを背負ったが、後続を打ち取って追加点は与えず。6回裏は打者3人で無失点に抑え、勝利投手の権利を持って降板した。
その後、オリオールズはスコア4対2と2点リードで9回裏を迎えるも、一死から4連打を浴びるなどブルペン陣が逃げ切れず逆転サヨナラ負け。月間8勝1敗と絶好調の状態で敵地トロントに乗り込んだが、2連敗でカード負け越しが決まった。
この試合の菅野は6回63球を投げて4被安打、無四球、4奪三振、1失点という投球で勝敗付かず。8月8日のアスレチックス戦以来、6登板ぶりのクオリティ・スタートを達成したが、寸前のところで白星が立ち消えとなった。ここまで28試合に先発して成績は10勝8敗、防御率4.39となっている。