○ カブス 4-3 レイズ ●
<現地時間9月14日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスが本拠地でのレイズ3連戦を勝ち越し。先発登板した今永昇太投手(31)は5回3失点という投球で勝敗付かず。体調不良の鈴木誠也外野手(31)は3試合連続の欠場となった。
中5日で先発マウンド上がった今永だったが、初回の先頭打者ディアスに24号先制ソロを被弾。カウント2-1から失投となったスプリットを左中間スタンド中段に運ばれた。さらに、続く2番カミネロにもカウント1-2からのスプリットを振り抜かれ、再び左中間スタンドへ44号ソロ。いきなり連続本塁打を浴びる立ち上がりとなった。
それでも、アウト3つを全て三振で取って初回を終えると、打線が1点を返した直後の2回表にも先頭から連続三振。二死から安打を許したが、先制弾の1番ディアスを三直に打ち取った。
しかし3回表に二死二、三塁とピンチを招くと、6番ジョシュ・ローの一塁方向へのセーフティスクイズを処理できず、3点目を失った。4回、5回と三者凡退を続けたが、リードを許したまま投手交代。5回91球を投げて7被安打、無四球、9奪三振、3失点という投球だった。
2点を追うカブスは6回裏にイアン・ハップの22号ソロで1点を返すと、続く7回裏にはニコ・ホーナーの2点適時二塁打で逆転に成功。6回以降はブルペン3投手が無失点リレーで繋ぎ、2カード連続の勝ち越し。貯金を今季最多タイの「21」に増やし、ワイルドカード圏内1番手の座をキープしている。
今永は現地8月5日のレッズ戦から7登板に渡って続いていたクオリティ・スタートがストップ。前回登板のブレーブス戦と同様に初回の失点が後を引き、2年連続のシーズン2桁勝利は再びお預けとなった。今季23試合目の登板を終えて成績は9勝7敗、防御率3.29となっている。