○ ブリュワーズ 5-2 エンゼルス ●
<現地時間9月18日 アメリカンファミリー・フィールド>
ロサンゼルス・エンゼルスがナ・リーグ中地区の首位ブリュワーズに逆転負け。先発登板した菊池雄星投手(34)は6回途中2失点という投球で勝敗付かなかった。
30球団最高勝率のブリュワーズ打線と対峙した菊池は初回、2回裏とそれぞれ四球で走者を出しながらも無失点の立ち上がり。3回裏には2本の安打を浴びたが、1番チョウリオを遊ゴロ併殺に打ち取るなど得点は与えなかった。しかし4回裏、5番ボーンの放った右翼線への弱い飛球が二塁打となりピンチを背負うと、二死三塁から6番ダービンの適時内野安打で先制点を献上した。
エンゼルスは直後の5回表、先頭の4番ジョー・アデルが四球で出塁し、5番ルイス・レンヒーフォがチーム初安打となる9号2ランを放って逆転に成功。援護を貰った菊池は5回裏をこの試合初めての三者凡退に抑え、勝利投手の権利を獲得した。
ところが1点リードの6回裏、一死から安打と四球を許すなど二死一、二塁のピンチ。先制打の6番ダービンを迎えるところで投手交代が告げられた。しかし、2番手右腕ホセ・フェルミンが同点打を浴び、菊池に2失点目が記録。今季7勝目も消滅し、8月15日のアスレチックス戦から7登板白星無しとなった。
エンゼルスは直後の7回表に一死一、二塁と好機を作るも決定打は出ず、その裏に3番手右腕ルイス・ガルシアが3点を失って7連敗。借金が今季最多の「15」に膨らんだ。
この試合の菊池は5回2/3、92球を投げて5被安打、3四球、2奪三振、2失点という投球。ここまで32先発で成績は6勝11敗、防御率4.05となっている。