○ ドジャース 2-1 ジャイアンツ ●
<現地時間9月15日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区3位ジャイアンツとの本拠地4連戦を先勝。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場して6試合連続安打をマーク。先発登板した山本由伸投手(27)は6回途中無失点という投球だった。
中6日でジャイアンツとの再戦を迎えた山本。初回は二死から連続四球を与えてピンチを招くも、有望株新人の5番エルドリッジを空振り三振に仕留めた。2回表にも二死から初安打を許したが、9番ギルバートを三邪飛。3回表は1番打者からの好打順をわずか9球で三者凡退に封じた。
4回、5回と四球による走者を背負ながらも、要所を抑えたピッチングで先制点は許さず。6回表の先頭打者に自己ワーストとなる6個目の四球を与え、さらに盗塁で無死二塁とピンチを迎えたが、5番チャップマンを空振り三振に斬ったところで投手交代。2番手左腕ジャック・ドレーヤーが後続を打ち取り、この場面を無失点で切り抜けた。
ドジャースはスコアレスの6回裏、大谷が右翼フェンス直撃の二塁打を放つなど一死二、三塁とこの試合初めてのチャンスを作ると、2番ムーキー・ベッツの遊ゴロが相手の失策を誘って待望の先制点。さらに、3番フレディ・フリーマンの中前適時打も飛び出し、ジャイアンツのエース右腕ウェブから2点をリードした。
先制直後の7回表にはマイケル・コペック、ブレーク・トライネン両右腕による4四球で1失点。なおも一死満塁とピンチが続くも、トライネンが3番アダメス、4番チャップマンの中軸を連続三振に仕留めてリードを守り抜いた。8回裏からはアンソニー・バンダ、アレックス・ベシアの両左腕で試合を締めて2連勝。同日の試合に敗れた地区2位パドレスとの差を3ゲームに拡大し、地区優勝マジックを「6」に減らした。
この試合の大谷は4打数2安打、1得点、1三振という内容で6試合連続安打、23試合連続出塁と好調をキープ。今季成績は打率.283、51本塁打、OPS1.012となっている。
また、山本は5回1/3、108球を投げて1被安打、6四球、7奪三振、無失点という投球。白星こそ付かなかったが、直近3登板続けて相手打線をわずか1安打に抑え込んでいる。ここまで28試合に先発して11勝8敗。防御率はナショナル・リーグ2位の「2.58」に低下した。