ブルペンで投球練習するロッテ・菊地吏玖[撮影=岩下雄太]

 「いけと言われたところで投げて、全部結果を残していきたいと思います」。

 ロッテの菊地吏玖は9月16日に一軍昇格すると、昇格後初登板となった同日のオリックス戦2回を投げ無失点に抑えた。

 菊地は3-7の7回一死二、三塁で西野真弘を2ストライクから空振り三振に仕留めた外角の146キロストレートがよかった。「表示は満足いくものではないですけど、この間の試合も含めて、まっすぐの質の部分は押せるようにはなってきているのかなと思います」と、納得のいくストレートが投げられた。

 ファームでは「フォームのロスをどんどん減らして、まっすぐの質を上げていくところですかね」ということを取り組んできた。

 ファームの登板を見ると、少ない球数で1イニングを抑えたり、右打者のインコースを多めに投げたりと、毎回テーマを持って投げているように見えた。

 「そうですね、はい。どこにどんなボールを投げていけば自分の持ち球だったり、ボールの質だったら抑えられるかのは常に考えながらやっています」。

 気になったのは、ファームでの奪三振が少ないこと。一軍では19試合・21回1/3を投げて、19奪三振を記録しているが、ファームでは11試合・32回を投げ19奪三振。8月15日に一軍登録抹消後、9月16日に再昇格を果たすまで3試合・3回を投げ2奪三振だった。

 「まずはまっすぐをしっかり投げられれば、ファームは早打ちのバッターが多いので、そこはそんなに気にしすぎることなく、自分がどういうボールを投げているのかというところとバッターの反応がどんなものかというのが大事かなと思っています」。

 一軍でもファームでもフォークは開幕から良い球を投げているように見える。

 「前半は去年の後半ほど使えている感じはなかったんですけど、今年の後半からは徐々に良くはなってきているかなと思います」。

 時折投げるカーブも良いアクセントになっている。「カーブはバッターが若いカウントで手を出ししにくい球種としてよく挙げられることが多いと思うので、そういうところで投げていくのか、追い込んでから投げていくのかというところはキャッチャーと話しながらになりますが、しっかり使えれば、幅の広げられるボールなので、そこは消さずにやっています」。

 昨季はシーズン中に吉井理人監督から握りを教わったフォークで三振の山を築き、夏場以降は一軍のリリーフで存在感を示したが、今季は開幕から一、二軍を往復する。残りの試合で結果を残し、来季に繋げていきたい。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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