◆ 160キロ超え剛速球を一閃
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が現地時間20日のジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第4打席で2戦連発の53号本塁打を放った。
ジャイアンツ先発は台湾出身の2年目右腕・鄧愷威。いきなり4点先制を許した直後の第1打席はカウント1-2から外角高めのフォーシームで空振り三振。3回裏の第2打席はカウント2-2から外角いっぱいに入り込むスイーパーで見逃し三振に倒れた。
8番マイケル・コンフォートの12号ソロにより1点差に詰め寄った4回裏、二死走者無しでの第3打席は2番手右腕ホセ・ブットから四球出塁。2番ムーキー・ベッツも四球で繋ぐと、3番フレディ・フリーマンが右前適時打を放ち、大谷が同点のホームに生還した。
ドジャースは5回裏、トミー・エドマンの13号ソロでスコア5対4と逆転に成功。続く6回裏、大谷は先頭で第4打席を迎えると、カウント2-2から4番手右腕ペゲーロが高めに投じた99.9マイル(約160.8キロ)のフォーシームを振り抜き、左中間スタンドへ53号ソロ。2試合連続の一発で貴重な追加点を奪った。
直近5戦4本塁打の猛チャージでカイル・シュワーバー(フィリーズ)に並び、ナショナル・リーグ本塁打部門の1位タイに浮上。この試合含めレギュラーシーズン8試合を残し、昨季のキャリアハイまで1本差としている。