● アストロズ 4-6 マリナーズ ○
<現地時間9月19日 ダイキン・パーク>
シアトル・マリナーズが同地区2位アストロズとの首位攻防戦を連勝。アストロズに対する今季勝ち越しを決めた上、その差を2ゲームに拡大している。
前日のカード初戦を制して単独首位に躍り出たマリナーズがこの日も初回に先制。二死から3番フリオ・ロドリゲスが四球と盗塁で得点圏に進むと、4番エウヘニオ・スアレスが中越えの適時二塁打を放った。2回表にも6番ジョシュ・ネイラーが安打と盗塁、後続の進塁打で一死三塁とチャンスを作り、8番ビクター・ロブレスの左犠飛で2点目を加えた。
そして3回表、一死から2番カル・ローリーが右打席に立つと、先発左腕バルデスの甘く入ったシンカーを振り抜き、右中間スタンドへリード拡大の57号ソロ。殿堂入り選手のケン・グリフィーJr.が1997・1998年に放った56本塁打を上回り、マリナーズのシーズン最多記録を樹立した。
5回表には代打ドミニク・カンゾーンの適時打など2点を追加し、先発バルデスをノックアウト。序盤から援護に恵まれた先発右腕ジョージ・カービーは6回無失点と好投し、自身3年連続となるシーズン2桁勝利を達成した。
終盤にアストロズの反撃を受け、2点差の9回表には守護神アンドレス・ムニョスが一死一、二塁のピンチを招くも、3番コレアの放った右中間への飛球を右翼手ビクター・ロブレスがダイビングキャッチ。本塁に向かって大きく塁を離れていた走者もアウトとし、劇的なライナーゲッツーで逃げ切った。