● ロッキーズ 0-3 エンゼルス ○
<現地時間9月20日 クアーズ・フィールド>
ロサンゼルス・エンゼルスがロッキーズとの敵地2戦目に完封勝利。マイク・トラウト外野手(34)が今季22号本塁打を放ち、通算400本塁打を達成した。
2点リードの8回表、二死走者無しの場面で第4打席に立ったトラウト。カウント3-1から2番手右腕ヒルの甘く入ったシンカーを振り抜くと、打球速度114.9マイル(約184.9キロ)、飛距離485フィート(約148メートル)の豪快なアーチが左中間スタンド中段に着弾。MLB史上59人目、現役ではジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)に次いで2人目の快挙を成し遂げた。
エンゼルスは2回表にテーラー・ウォードの34号ソロで先制。6回表にはノーラン・シャヌエルの11号ソロで貴重な追加点を挙げた。投げては通算300先発登板の右腕カイル・ヘンドリックスが7回無失点と好投し、完封リレーを牽引。トラウトが節目の一発でトドメを刺し、今季最長の8連敗をストップさせた。
トラウトは2009年のドラフト1巡目指名でプロ入りし、2011年にMLBデビュー。翌2012年の新人王に輝くと、同年から5年連続を含む8度に渡ってシルバースラッガー賞を獲得。2019年には自己最多の45本塁打を放ち、キャリア3度目となるMVPを受賞した。近年は度重なる故障に苦しむ中、今季は7年ぶりに120試合以上に出場。ここまで打率.229、22本塁打、OPS.772を記録している。