ロッテ・河村説人(撮影=岩下雄太)

 「球数もファームで投げていましたし、疲労度の違いはなかったですけど、回をしっかり終えることは二軍よりも大変だなと思いました」。

 14時からの日本ハム戦に先発するロッテ・河村説人は、前回登板の楽天戦、一軍復帰後初めて中6日で先発マウンドに上がったが、一軍と二軍での疲労度の違いはなかったようだ。

 中6日で先発したことに関しては、「浦和で中6日で投げている試合もあったので、スムーズに対応できたと思います」と登板に向けての準備も問題なく対応。

 前回登板の15日の楽天戦では、カウント球でカーブを効果的に使い、1-0初回二死一塁でボイトの初球に111キロのカーブでストライクを取ったのは良かった。「カーブは相手も有効なバッターが多いというのはありましたし、それで増えたというのはあるんですけど、もう少しストライク取れれば良かったかなと思います」と一定の手応えを感じつつも、課題も残った。

 1-0の3回一死走者なしで中島大輔を2ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた8球目のインコース132キロ縦に落ちるスライダーをはじめ、スライダーも非常に良かった。

 「スライダーはある程度制球できているので、ひとつ軸になるボールだと思っています」。

 スライダー、フォークを中心に、ストレートを見せ球のような配球になっていた。「そういうプランで行こうという感じではなかったんですけど、結果的にそっちが多くなったのかなと思います」と振り返る。

 昨年からストレートにこだわり取り組んできた中で、本来であればストレートで押していきたい考えはあるのだろうかーー。

 「理想はストレートで抑えるのが一番なんですけど、打たれたらダメなので、今抑えられる球を投げるというのが大事だと思います」と、“ストレート”で押してきたい思いを封印し、打者を打ち取る最善だけを考える。

 一軍再昇格後、2試合に登板しているが、自身がファームでやってきたこと、やりたいことを出せている感じはあるのだろうかーー。

 「前回の試合は2回、3回だったりはポンポンいったので、あの辺の投球をやっていければ自分の打たせて取るスタイルができていると言えるんじゃないかなと思います」。

 再び中6日で14時からの日本ハム戦に先発する。22年5月26日の広島戦以来の一軍登板となった8月14日の日本ハム戦では3回2/3を投げ5失点と、悔しいマウンドになった。「前回やられているので、やり返したい思いと、しっかり自分の投げる球、できることをやる。前回は久しぶりでそこもできなかったので、まずは自分の投球をしたいですね」。気負うことなく、淡々と自分の投球をしていく。

取材・文=岩下雄太

この記事を書いたのは

岩下雄太

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