ドジャース・クレイトン・カーショー(写真=GettyImages)

 メジャー通算222勝を誇るドジャースのクレイトン・カーショーが、今季限りでの現役引退を発表した。

 カーショーがデビューしたのは2008年5月。20歳になったばかりの左腕は、1年目に5勝をマークすると、3年目からの8年連続を含めて今季までシーズン2桁勝利を13度も達成した。

 これまで最優秀防御率に4度、最多勝と最多奪三振にそれぞれ3度ずつ輝き、2011年には投手三冠を達成。有資格1年目での米国殿堂入りはまず間違いない。ドジャース一筋でキャリアを重ねてきたカーショーは、まさにレジェンドと呼ぶにふさわしい存在だ。

 18年のキャリアで積み重ねた勝利数はもちろん称賛に値するが、カーショーのすごいところは勝率の高さである。222勝に対して、敗戦数はわずかに96。通算勝率はなんと.698にも上る。

 これは122人いる200勝投手の中で歴代2位の数字。1870年代に活躍したアルバート・スポルディングの.794(251勝65敗)には及ばないが、.690のホワイティー・フォードや.687のペドロ・マルティネスらを上回る大記録である。

 カーショーがあと2勝すれば、通算勝率はちょうど7割に達する計算だが、おそらく残す登板は1試合のみ。前回登板で5回を投げ切れなかったため、大台達成の可能性は事実上消滅した形だ。

 数々の偉業を成し遂げてきたカーショーだが、すべてが順風満帆だったわけではない。キャリアを通じてポストシーズン(PS)ではなぜか打ち込まれることが多かった。

 カーショーが在籍した18年間で、ドジャースは3回しかPSを逃していない。カーショーはそのうち12シーズンで登板しているが、通算成績は39試合に投げて14勝14敗、防御率4.49という極めて平凡なものだ。

 特にキャリア序盤はPSにめっぽう弱く、2015年の時点で、1勝6敗と大きく負け越していた。その後は反撃に転じて、勝率を5割に戻したが、レギュラーシーズンと同様の圧倒的なパフォーマンスを披露する機会は限定的だった。

 カーショーがPSで最後に登板したのは、2023年地区シリーズのダイヤモンドバックス戦。この時は、1回持たずに6失点KOを食らい、昨年はケガの影響でポストシーズンを全休していた。

 今季のカーショーはレギュラーシーズンで10勝2敗と大きく勝ち越しており、経験値を加味すればポストシーズンでもローテーションに入ってほしいところ。しかし層が厚い今季のドジャースローテーションに、カーショーが入り込む余地はなさそうだ。

 それでも登板のなかった昨季の悔しさを胸に、役割を与えられれば、しっかりこなしてくれるだろう。ファンとしてはワールドシリーズの最終戦最終回にカーショーがマウンドに上がるような展開を期待したい。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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