◆ オープン戦からポストシーズンまで全試合で適用へ
MLB機構は現地時間23日、2026年シーズンからボール・ストライク自動判定システム”Automated Ball-Strike System”(ABS)によるチャレンジ制度を導入することを発表した。
ABSとは、球場内に設置された12台のホークアイカメラによってボール・ストライクを自動で判定するシステム。従来通り下される球審の判定に対して投手、捕手、打者のみがチャレンジを要求することが可能で、投球後に自身の帽子やヘルメットを触るのが合図となる。各チーム1試合に2度までの要求が認められ、判定が覆った場合は回数が減らない。延長戦に入った際に権利が残っていないチームには1回分が追加される。
数年前からマイナーリーグで実施され、メジャーでは今春のオープン戦、7月のオールスターゲームで試験導入。オープン戦では全投球のうち2.6%に対してチャレンジが要求され、成功率は52.2%だったという。