● カブス 5 - 8 メッツ ○
<現地時間9月25日 リグリー・フィールド>
カブスの鈴木誠也外野手が25日(日本時間26日)、本拠地で行われたメッツ戦に「5番・右翼」でフル出場。28号ソロと29号3ランを2打席連続で放ち計4打点をマークした。レギュラーシーズン最終登板となった今永昇太投手(32)は6回途中8失点でノックアウト。カブスは5-8で敗れ今永は今季8敗目(9勝)を喫した。
鈴木は4回の第2打席、二死無走者でメッツの先発右腕・マクリーンと対戦。2ボール2ストライク後のチェンジアップを完璧に捉えた打球は、速度108.4マイル(約174キロ)、飛距離434フィート(約132メートル)で左中間席上段に飛び込む28号ソロを放った。これが8月6日(同7日)のレッズ戦以来、出場39試合ぶりの一発。打点は3試合連続となった。
一死二、三塁の好機で迎えた6回の第3打席でも観衆を沸かせた。マクリーンの甘く入ったスイーパーを捉えた打球は、速度101.9マイル(約164キロ)、飛距離396フィート(約121メートル)で左翼席に着弾。衝撃の2打席連続アーチで日本人右打者未到達のシーズン30本塁打に王手をかけた。
この日の鈴木は4打数2安打4打点の大活躍。今季の打率は.244、OPSは.787にアップし復調ぶりを示した。
9月2日(同3日)のブレーブス戦で9勝目を挙げて以降、白星から遠ざかっている今永はこの日も苦しい立ち上がり。初回に四球と二塁打で一死二、三塁のピンチを招くと、4番・ビエントスは三塁ファウルゾーンへの飛球に打ち取ったものの、捕球した遊撃手のスワンソンが勢い余って三塁観客席に転落。スワンソンはボールをすぐさま三塁手のショウへトスし、ショウの正確な本塁送球でタッチアップした三塁走者をタッチアウトに仕留めたと思われたが、スワンソンが観客席に転落した時点でボールデッドと判定され、今永は不運な形で先制点を許した。
なおも二死三塁で、5番・ニモに右前適時打を許し2失点目。初回の失点はこれで4試合連続となった。
3回は1番・リンドアに左越えソロを浴び、これで9試合連続被弾。4回は7番・バティに左越え3ランを浴び瞬く間に6失点となった。
続投した6回も二死一、二塁のピンチを招き、8番・テーラーに左中間突破の2点適時二塁打を浴び、今季ワーストとなる8失点KO。レギュラーシーズン最終登板は5回2/3で91球、2被弾含む9安打8失点、3奪三振1四球の結果となり、9勝8敗、防御率3.73でメジャー2年目のレギュラーシーズンを終えた。