◆ 坂口氏も「要所で内角に強く来られた印象、嫌な投手の1人だった」と称賛
ロッテ・美馬学が30日、引退試合となった楽天戦に先発登板。先頭打者・浅村栄斗から6球目で空振り三振を奪い、マウンドに別れを告げた。
30日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』の解説・五十嵐亮太氏は、美馬の魂の6球に対し「最後は多分、肘の靭帯損傷くらいの感じにはなっていると思う。抑えが利かない中でも投げ続けたというのと、このマウンドが最後ということで多少無理して投げたという所もある」と語った。さらに美馬の特徴を「制球も良くて、投球と彼の人間性が一致する。彼の投球スタイルは本当に正統派というか、ザ・エースというような投球だった」と評価した。
もう1人の解説・坂口智隆氏は「変化球も素晴らしくて、曲がり球のシュートを上手く扱う投手だが、対戦していて本格派のイメージが強い。外角に曲げたり落としたりという中で、要所で内角に強く来られた時の球がすごく印象に残っている。嫌な投手の1人だった」と自身の対戦経験を踏まえながら称賛した。
MCの真中満氏は「楽天時代には球団初の日本一にも貢献した。13年の日本シリーズでは田中将大が最後締めてすごく目立っていたが、やはり冷静にというか、美馬がしっかり2戦抑えてMVPに選ばれて、すごく頑張ったなというのが印象深かった」と美馬の功績を振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』