◆ 「ものすごくタフな投手だった」
DeNAの森唯斗が現役最後の登板を終えた。慣れ親しんだ9回のマウンドに上がると、通算500奪三振を記録するなど無失点で有終の美を飾った。
30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、ソフトバンクで6年間チームメイトだった五十嵐亮太氏、そしてパリーグで対戦した坂口智隆氏がその功績を振り返った。
「スタートから7年連続で50試合以上を投げている、ものすごくタフな投手だった。これぐらい全身を使って投げるとどこかでケガをする可能性があったはずですけど、彼はケガをしなかった。体も強くて心も強いし先輩からも後輩からも愛される存在で、明るくも寡黙だった。野球に対してはいつでも投げさせろみたいな感じで、頼もしい後輩でしたね」と語った。
さらに、現役時代にパリーグで何度も対戦した坂口智隆氏は打者目線でのコメント。「そこまで体が大きい選手ではなかったんですけど打席に立ったときの圧がすごかった。だけどコントロールは良くて打ち崩すのは難しい投手だった。ストレートが良くてカットぎみで切り込んでくるような。打ちづらい投手だった」と評した。
また、33歳という若さで引退を決断したことについては五十嵐亮太氏が「デビューが早かったのと投げ続けていたというのが大きい。体のこともそうなんですけど、引退を決断したとき彼と話して思ったのは本当に清々しかった。このチームでユニフォームを脱ぎますというような。割り切りが上手い男なので今後の人生も楽しみです」と説明した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』